ダンロップフェニックストーナメント

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大会レポート

11月21日(土曜日)

武藤一彦のコラム   火曜日   水曜日   第1日目(木)  第2日目(金)  第3日目(土)  最終日(日)  
練習場へ行こう!  トーナメント観戦バーチャル体験記 



エドアルド・モリナリ

 イタリアのエドアルド・モリナリが2アンダー69、通算8アンダーの単独首位に立った。
前日首位の久保谷健一がイーブンパー71とスコアを守り、1打差の2位。スウエーデンのロベルト・カールソンも2位につけた。

 首位から3打差の5アンダーには小田龍一、宮本勝昌、高山忠洋、前田雄大らがつけ優勝争いは混とん。片山晋呉は3アンダーの12位。石川遼は前半スコアを崩しイーブンパー71、通算1アンダーの20位と順位はかわらず、ビジェイ・シンも20位にとどまった。

 石川と激しく優勝争いを展開するランク2位の池田勇太は通算6オーバーの56位。また17番ホールでは佐藤信人がホールインワンをマーク、大会通算26個目の快挙となった。


石川遼、7打差大逆転の可能性! 最終日、大会記録達成なるか!?

石川 遼

 明日の最終日、優勝の最右翼にいるのが、この日2アンダー69でラウンドし、通算8アンダーとスコアを伸ばしたエドアルド・モリナリ。
1打差の通算7アンダーの2位タイには2008年欧州ツアー賞金王のロベルト・カールソンと、この日最終18番でイーグルを奪いトップグループに食い込んだ久保谷健一の2人がつける展開となっている。

 大会初出場のモリナリが逃げ切って優勝を飾れば、大会史上7人目の初出場初優勝となる。ちなみに歴代6人はジョニー・ミラー(1974年)、カルビン・ピート(1982年)、デビッド・フロスト(1992年)、アーニー・エルス(1993年)、デビッド・デュバル(2001年)、パドレイグ・ハリントン(2006年)。
 またモリナリの他に上位では通算5アンダー4位タイにつけている前田雄大も初出場初優勝の有資格者となる。


 ここ5年間は、最終日を首位でむかえた選手が優勝を飾っている。最近の逆転優勝といえば2003年大会までさかのぼる。3日目を終えて通算15アンダーで2位に3打差をつけていたセルヒオ・ガルシアだが、トーマス・ビヨンにプレーオフに持ち込まれ逆転優勝をゆるしている。
 逆転優勝の記録と言えば、1984年のスコット・シンプソンが7打差を逆転して優勝したのが大会記録となっている。

 今年、調度その大会記録のボーダーライン上にいるのが石川遼。大会3日目の今日はイーブンパー71でラウンドし、通算1アンダーの20位タイとスコアを思うように伸ばせなかった。首位のモリナリとは7打差。石川が逆転で優勝を飾れば大会記録達成となる。

 ちなみに最終ラウンドのレコードは、8アンダー63をマークした1999年のグレッグ・ノーマン。大会全体の18ホールのレコードは、これも1999年で、丸山茂樹の10アンダー61(3ラウンド)となる。ファイナルラウンドのレコード、もしくは大会レコードを更新するようなハイスコアを石川が叩き出せば、歴史的な逆転優勝も可能性はゼロではない。
「明日は18ホールで、いくつ伸ばせるか、挑戦するくらいの気持ちでいきたいと思います」(ラウンド終了後のコメントより)

 ここ最近は最終日を首位でむかえた選手が勝つ確率は高いものの、何が起こるかわからないのがゴルフ。波乱が起きそうな明日の最終日に注目したい。

前田 雄大 ゴルフ人生を賭けたフェードヒッターへの転向
逆転でのツアー初優勝のご褒美をもらえるかインワン!

前田雄大

 通算7アンダー・首位タイで今季初の最終組。大会3日目を好位置で迎えた前田雄大には、ツアー初優勝が掛かっているというプレッシャーはなかった。それは、なぜなのか。
 「先週から持ち球をドローボールからフェードボールに変えました。僕がドローボールを打ち続けていたのでは、ツアープロとしての限界があると思ったからです。それこそ、昨日の今日でフェードヒッターにそうそうなりきれませんけどね。でも、逆にそのお陰でラウンドがとっても楽しい。イメージしたショットをどれだけ忠実に打てるか。たとえミスしても、こんな時はこんなショットが出るのだという経験になるからです」

 前田は36歳。99年にプロ転向し、今季ツアーには初シード選手として臨んだ。念願の初優勝を飾るどころか、優勝争いにもほど遠く、予選通過を果たすだけの成績を積み重ねるばかりだった。
 「ギャラリーの少ない組でラウンドするのも、優勝争いに加われないのも本当に悔しかった。でも、フェードボールに変更した早々に、大会3日目ながら最終組に入れたのは、幸先が良いのだと思い込んでいますよ」と前田は笑顔でそう話す。

 大会2週前のレクサス選手権。火曜日の練習ラウンドでフェードヒッターの矢野東と一緒にプレーした。目の前で矢野がピンに絡むショットを繰り返すスイング、フェードボールに圧倒された。そして、球筋変更を決断したのだという。それから2週間ほどと日はまだ浅い。しかし、手応えを感じたのは確かだ。



 大会3日目、3番ホールでバーディーを奪い、他の選手がスコアを伸ばし切れていないこともあって前田は一時、通算8アンダーで単独首位に立った。「6番ホールにスコア速報板があり、自分が単独首位かどうかをわざわざ確認しました。プレッシャーを感じたら、一体どんなショット、プレーになるのかを知りたかったからです」。

 前半をパープレーでターンすると、難ホールの11、12番ホールでボギーを叩き、結局この日は73とスコアと順位を落としてしまったが、通算5アンダー・4位タイに踏み止まり、首位とは3打差。
 「今日のミスを明日は絶対に繰り返しません。一打一打に集中してフェードボールで攻め切るつもりです。その積み重ねの結果が順位になって表れるはず。持ち球の変更がきっと英断だったと思えるようにしたいんです」と力強く言い切った。ニュースイングによるフェードボールが、前田のツアープロ人生そのものを変えるのは、意外と明日やって来るのかも知れない。

大会プログラム購入先着200名は特典として 特別観戦エリアで試合を楽しめま~す!



 ギャラリーゲート入り口では、小学生以下のお子様に大会オリジナルキャップを先着500名にプレゼントしている。カラーはブルーとピンクで、お好みのカラーを選べる。

 また、同ゲート脇のインフォメーションコーナーでは大会プログラムを1冊1000円で販売中だ。



 なお先着200名にはコース内6個所(別掲参照)に設けられた特別観戦エリアでのトーナメント観戦ができる特典付き。その証としてカレンダー付きの特製オリジナル大会タッグがもらえる。
 グリーン間近でのエリアだけあって、ボールの落下地点やグリーンのアンジュレーションがより分かりやすく、出場選手たちのパットラインを真剣に読んでいる姿が見られたり、息遣いまでもが伝わって来たりする。

 特別観戦エリアへの入場は、特製オリジナル大会タッグをエリア入り口で提示するだけでOK。背伸びや脚立不要の楽々エリアで熱い戦いをご堪能してみてはいかがだろう。




佐藤信人が大会通算26個目のホールインワン!

佐藤信人

 大会3日目。10番からスタートした佐藤信人が17番ホールインワンを達成。使用クラブは4番アイアン。4つあるショートホールの内、最もホールインワンの出る確率が低かった17番での達成は、2002年大会最終ラウンドの宮本勝昌以来7年ぶり。大会通算では26個目となる。ちなみに昨日3番ホールでH・リーが大会通算25個目のホールインワンを達成しているため、今週はこれで2つ目のホールインワンということになった。

佐藤信人のコメント:
「少し引っかかったのが風で戻ってくれたのがいい所に落ちてくれ ましたね。それほどミスというショットではなかったんですが、 ラッキーでしたね。
調子はあまり良くないです。17番の後の 18番でのトリプルは、今年を象徴するようなゴルフってことですよ」

〈参考データ・昨年大会までのホールインワン回数〉
3番ホール: 10回
6番ホール: 5回
11番ホール: 5回
17番ホール: 4回