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第47回ダンロップフェニックストーナメント
開催のお知らせ

このたびの新型コロナウィルス感染症に罹患された方々とご家族の皆様に謹んでお見舞い申し上げますとともに、一日も早いご回復を心よりお祈り申し上げます。また、最前線で治療に当たられている医療従事者の皆様に心より感謝申し上げます。

今年で第47回を迎える『ダンロップフェニックストーナメント』(主催:住友ゴム工業、フェニックスリゾート、毎日放送)は、宮崎県のフェニックスカントリークラブを舞台に11月19日(木)から22日(日)までの4日間に渡って開催いたします。

今、世界中が新型コロナウィルスの脅威に直面し、ゴルフトーナメントの中止や延期が相次ぎ、ゴルフ界にも閉塞感が漂っています。しかしながら、海外ではPGAツアーをはじめ続々とスポーツイベントが始動、国内でも野球・サッカー・大相撲・女子ゴルフツアーなどが再開し、試合を重ねてきております。そして、男子ゴルフツアーも先日、国内で再開いたしました。スポーツが持つ無限の可能性、勇気や感動、そして見ている人たちに笑顔や夢や希望を与える、それがスポーツの素晴らしさです。

昨今の新型コロナウィルスの世界的な流行という状況も鑑み、大会の開催に関して慎重に協議を重ねて参りましたが、今年は、海外からの選手招聘を見送ることを決定、また、ギャラリー・選手・大会関係者の皆様の安全と安心のために、無観客での開催及び前夜祭・プロアマ大会の中止を決定いたしました。また、この決定に伴う大幅な減収、開催に向けた感染防止対策の諸経費の大幅増額を見込んでおり、その結果、苦渋の決断ではありますが、今年度に限り賞金総額を2億円から1億円に減額いたします。開催に際しては、入念な準備を滞りなく進め、大会に関わる全ての皆様の安全を守りながら、できる限りの感染予防対策を取って運営いたします。

今年度は、世界のトッププロを招くことは出来ませんが、これから世界で戦う可能性を秘めた次世代の選手の活躍が未来の日本ゴルフ界の発展に繋がることを願っています。

なお、今後も政府及び自治体の見解や新型コロナウィルス感染状況等、事態の推移に伴い、大会開催の可否を含めて内容を変更する場合がございますので、あらかじめご了承下さい。

大会の模様はMBS発JNN系24局ネットにて11月21日(土14:0015:54(LIVE)、11月22日(日15:0016:54(VTR)の日程で全国放送を予定しています。ゴルフの面白さや奥深さ、スポーツの持つ明るく晴れやかで爽やかな話題、ショットを打つ際の音など、忘れかけていたゴルフ中継の醍醐味、そして改めてゴルフ中継の面白さを感じてもらえればと思います。どうぞ楽しみにお待ちください。

2020 ダンロップフェニックストーナメント大会会長より

まず、はじめに、本大会の開催にあたりまして、このような状況下の中、多大なご尽力を賜ります宮崎県・宮崎市の皆様をはじめ、大会の開催にご賛同いただきましたご協賛各社様、開催の準備に向けご協力をいただきます、日本ゴルフツアー機構を含む全ての大会関係者の皆様に心より感謝申し上げます。

日本の男子ツアーは9月のフジサンケイクラシックからようやく再開しましたが、選手やプロキャディ、数多くのトーナメント関係者にとって厳しい状況が続いています。またゴルフファンの皆様方にとっても、観戦の機会もなく、トーナメント中継も非常に少ない、という寂しい状況が続いています。

トーナメントがなければ選手の活躍の場もなく、選手を支えるプロキャディやトレーナーたちも同様です。また、開催地域を盛り上げることもできません。ゴルフ界はトーナメントを中心にまわる運命共同体のような物だと私は考えています。トーナメントを開催することで、ゴルフ界が活気づき、日本の経済活動に少しでも貢献できればと考えています。大会を主催するということは、社会的責任があることも重々承知しています。だからこそゴルフ界に深く関わる企業として、開催地域の皆様・出場選手・大会関係者全員が安心してトーナメントに臨めるよう環境を整え、安心安全のトーナメントとして大会を開催しようと決断した次第です。

本大会の礎を築いてくれた帝王ジャック・ニクラウスの言葉に、「失敗を恐れない」という姿勢では弱い。「必ず成功させるのだ」という強い意志を持て!というものがあります。まさにコロナ禍の中で、大会を主催しようとする我々に最適な言葉だと思います。このような環境下で大会を成功させるという強い意志を持ち、開催いたします。

最後になりますが、最高の舞台で出場選手の皆様が今まで以上の真剣勝負を繰り広げることで、日本中に元気を与えてくれることを期待しています。

2020ダンロップフェニックストーナメント大会会長
山本悟
(住友ゴム工業㈱代表取締役社長)