Release2022.10.25
第49回ダンロップフェニックストーナメント
海外からの選手招聘決定のお知らせ

住友ゴム工業、フェニックスリゾート、毎日放送の主催3社は、第49回『ダンロップフェニックストーナメント』 (賞金総額2億円、優勝賞金4000万円)を宮崎県のフェニックスカントリークラブを舞台に11月17日(木)から 20日(日)の4日間の日程で開催いたします。

今年は2019年以来3年ぶりに海外から4名の選手を招聘することが決定致しましたのでお知らせします。2020年、2021年と海外からの入国制限等もあり招聘を見送っておりましたが、今年は海外のトッププレーヤーが参戦しいたします。

まずは、今年のプレジデンツカップの世界選抜メンバーで、先日のシュライナーズチルドレンズ・オープンで米ツアー2勝目を挙げ、現在ワールドランキング15位につけるトム・キム(20歳)<キム・ジュヒョン金柱亨>の出場が決まりました。キムはこの優勝で21歳の誕生日を迎える前に2勝を挙げたタイガー・ウッズ以来のプレーヤーとして知られる存在となりました。この先、21歳の誕生日(6月21日)を前に、3勝目を挙げてタイガーを越す存在となるのか、タイガーの持つマスターズの史上最年少優勝記録(21歳3ヶ月14日)を更新してくるのか?今後の活躍に期待が集まっている海外でも注目の選手です。

2人目はワールドランキング31位につけるコーリー・コナーズ(30歳)です。コナーズは2018-19シーズンのバレロ・テキサス・オープンで優勝を飾っているプレーヤーで、今年のプレジデンツカップ世界選抜チームにも選ばれています。
3人目のワールドランキング36位につけるアーロン・ワイズ(26歳)は2017-18シーズンのAT&Tバイロン・ネルソンで優勝を飾っているプレーヤーで、FEDEXCUPのプレーオフシリーズの最終戦まで戦い、年間最終順位は13位タイと自己ベストの成績でシーズンを終えています。
4人目のワールドランキング45位につけるミト・ペレイラ(26歳)は米ツアーでの優勝こそありませんが、2021 -22シーズンの全米プロゴルフ選手権の最終日を単独首位で迎え、“メジャーで初優勝か”と騒がれ最後の最後まで大会を盛り上げたプレーヤーで、今年のプレジデンツカップ世界選抜チームにも選出されました。。
以上、ワールドランキング50位以内の4選手、そのうち3選手が今年のプレジデンツカップ世界選抜チームにも選出されるなど、今後の更なる活躍が期待される選手が揃いました。
日本ツアーからの出場選手については、11月のエントリー手続き完了後に改めてお知らせさせていただきますので楽しみにお待ちください。

選手紹介
Tom Kim 
トム・キム(Joohyung Kim 金柱亨 キム・ジュヒョン)

OWGR15位 ※10/25時点
2002年6月21日生まれ(20歳)
身長:183cm 国籍:韓国
主な成績:PGA ツアー2勝、インターナショナル6勝
2021-22シーズン最終FEDEXCUP ランキング35位
2022プレジデンツカップ 世界選抜チームメンバー
今季の主な成績:シュライナーズチルドレンズ・オープ 優勝
★ダンロップフェニックストーナメント初出場

韓国で生まれ、その後オーストラリア、フィリピンと移り住んだことから韓国語、英語、タガログ語を話すトリリンガルプレーヤー。2018年5月に15歳でプロ転向しアジアンツアーの下部組織であるアジアン・デベロップメントツアーに参戦。2019年には早くも才能を発揮しパキスタンオープンなど3勝を挙げました。同ツアーでは同時期に現在日本ツアーで賞金ランキング1位を走る比嘉一貴も参戦し、共に競い合っていました。また、この年のアジアン・デベロップメントツアーの賞金王には関藤直熙が輝いています。

その後アジアンツアーに昇格したキムは同年のパナソニックオープン・インディアで優勝しアジアンツアー2番目の年少優勝記録(17歳149日)を樹立。※(最年少記録はチンナラト・ファダンシルの17歳5日) 翌2020年には韓国ツアーの郡山CCオープンで18歳の最年少優勝記録を樹立、そして今年1月にはアジアンツアーのシンガポールインターナショナルで優勝し、コロナ渦で統合されたアジアンツアーの2020/21/22シーズンのオーダー・オブ・メリット1位に輝きました。
この時代はJoohyungKim金柱亨キム・ジュヒョンの名前が成績表や報道にも見られたが現在は米ツアーのホームページなどを見てもトム・キムの名前に統一されています。ちなみに愛称のトムは「きかんしゃトーマス」に由来しています。

PGAツアーでは、ジェネシス・スコットランド・オープン3位などの成績を挙げ、さらに全英オープンで47位の成績を挙げた時点で2020-21シーズンのFEDEXポイント150位の獲得ラインを越したことからスペシャルテンポラリーメンバーとしてその後の出場資格を獲得。そして迎えたレギュラーシーズン最終戦のウインダム選手権で、初日67、2日目64、3日目68、そして最終日に61と大爆発して通算20アンダー、2位に5打差をつけるぶっちぎりで見事初優勝を飾りました。
迎えた2022-23シーズン。シュライナーズチルドレンズ・オープンでは4日間ノーボギーの完璧なラウンド、通算24アンダーで2位に3打差を付ける快勝でした。

タイガー・ウッズは1996年にプロ転向、10月のラスベガス・インビテーショナルで優勝(10/06)すると翌週は3 位、そして10月20日のウォルトディズニーワールド・オールズモビルクラシックで優勝し、21歳の誕生日 (12/30)を前に2勝を挙げました。
キムの今回の記録はこのタイガーの記録以来のものとなり、この先3勝目をあげることがあれば「タイガーを超えた!」と世界的な大きな話題になることは間違いありません。

タイガーはダンロップフェニックストーナメントで2004年、2005年と大会連覇を達成、翌2006年もプレーオフ までもつれた激戦でパドレイグ・ハリントンの前に敗れ2位となりました。タイガーが数々の歴史を作った宮崎の地を舞台に、キムがどんなプレーを見せてくれるのか、大いに注目したいところです。


Corey Conners
コーリー・コナーズ

OWGR31位 ※10/25時点
1992年1月6日生まれ(30歳)
身長:183cm 体重:86kg 国籍:カナダ
主な成績:PGA ツアー1勝
2020(2021)東京オリンピック出場(13位)
2021-22シーズン 最終FEDEXCUP ランキング26位
2022プレジデンツカップ 世界選抜チームメンバー
★ダンロップフェニックストーナメント初出場

2015年にプロ転向しPGAツアーカナダ、PGAツアーラテンアメリカ、コーンフェリーツアーとステップアップして2017-18シーズンからPGAツアーに昇格した苦労人。2018-19シーズンはサンダーソンファームズ選手権で2位、ソニー・オープン・イン・ハワイで3位タイなどの成績を残し、迎えた4月のバレロ・テキサス・オープンで 4日間60台のスコアで回り通算20アンダーで待望の初優勝を飾っています。2021-22シーズンはWGCのデルテクノロジーズマッチプレー3位などの成績を残し、FEDEXCUPプレーオフシリーズに進出しました。2戦目のBMW選手権で5位タイの成績を残し、滑り込みで上位30人のエリートプレーヤーのみが出場できる最終戦のツアーチャンピオンシップの出場権を獲得、26位でシーズンを終えました。昨シーズンのデータになるがドライビングディスタンスは302.7ヤードながら、パーオン率は71.90%で2位につけるなど、アイアンの切れで勝負するタイプのプレーヤーです。


Aaron Wise
アーロン・ワイズ

OWGR36位 ※10/25時点
1996年6月21日生まれ(26歳)
身長:185cm 体重:83kg 国籍:米国
主な成績: PGA ツアー1勝、コーンフェリーツアー1勝
PGA ツアーカナダ1勝
2017-18 PGAツアー ルーキーオブザイヤー
2021-22シーズン最終FEDEXCUP ランキング13位T
★ダンロップフェニックストーナメント初出場

南アフリカのケープタウンに生まれ3歳の時に米国へ。アーニー・エルス、レティーフ・グーセン、タイガー・ウッズがお気に入りのプレーヤー。2017年のコーンフェリーツアーで賞金ランキング18位に入り翌年のPGAツアーカードを取得しました。迎えた2017-18シーズンは5月のウェルズ・ファーゴ選手権で2位に入ると、2週後のAT&Tバイロン・ネルソンでは初日65、2日目に63をマーク、3日目68、そして最終日も65で回り通算23アンダーで見事初優勝を飾るなど大活躍を見せてルーキー・オブ・ザ・イヤーに輝きました。2021-22シーズンは優勝こそありませんでしたが、6月のメモリアル・トーナメントで最終日に、優勝したビリー・ホーシェルとともに最終組でまわった末の2位など、ベスト10入りが4回という成績を残し、FEDEXCUPランキングでも最終戦の ツアー選手権まで進み自己ベストの13位タイの成績を残しました。


Mito Pereira
ミト・ペレイラ

OWGR45位 ※10/25時点
1995年3月31日生まれ(27歳)
身長:183cm 体重:89kg 国籍:チリ
主な成績:コーンフェリーツアー3勝、 PGA ツアーラテンアメリカ1勝
2020(2021)東京オリンピック出場(4位タイ)
2021-22シーズン 最終FEDEXCUP ランキング50位
2022プレジデンツカップ 世界選抜チームメンバー
今季の主な成績:シュライナーズチルドレンズ・オープン4位T
★ダンロップフェニックストーナメント初出場

2015年にプロ転向しPGAツアーラテンアメリカ、その後コーンフェリーツアーに参戦。2020-21シーズンのペレイラは20年2月のボゴタカントリークラブ選手権、21年6月のREXホスピタルオープン、翌週のBMWチャリティプロアマと3勝を挙げ、PGAツアーに途中昇格しました。2021年の夏は東京オリンピックにチリ代表として出場、7人によるプレーオフで銅メダルは逃したが松山英樹らと並び通算15アンダーで4位タイ。PGAツアープレーヤーになったペレイラは2021-22シーズン開幕戦のフォーティネット選手権で3位に入ると5月に行われた全米プロゴルフ選手権では3日目を終えて通算9アンダーで首位に立ち、惜しくも優勝は逃したものの、 3位タイとなりました。

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