3日目を終えて日本ツアーの実力者が単独首位に。賞金ランキングトップを独走する比嘉一貴選手が、14アンダーでトップに立ちました。2打差の12アンダーには、ミト・ペレイラ選手(チリ)、大槻智春選手、佐藤大平選手がつけています。
3日目は、ほぼ1日中雨が降り続きました。厳しいコンディションの中、比嘉一貴選手は5バーディ、ノーボギーの好プレーを展開。「雨でティーショットの飛距離が落ち、2打目は距離がいつもより長かったが、そのショットが良かった」と好スコアの要因を振り返りました。
降雨の影響で約1時間競技が中断し、ホールアウトは日没ギリギリになりました。「18番では、ティーショットの球の落ち場所が見えなかったくらい暗かった」という状況にもかかわらずバーディ。14アンダーまでスコアを伸ばし2位に2打差をつけました。
ホールアウト後の会見でダンロップフェニックストーナメントへの思いを聞かれると、「ゴルフを始めたばかりの頃、テレビで見て始めて楽しいと思ったのがこのトーナメント。タイガー・ウッズのプレーに魅了されました」と話した比嘉選手。「歴代チャンピオンもすごい選手ばかり。その中に自分も入りたいので、チャンスがきたと思う」と語りました。 明日の最終日に向けては、「天気が回復してグリーンが柔らかい中、追い上げてくる選手が多いと思うので、僕も伸ばしていきたいと思うし、伸ばさないと勝てないと思っている」と明日も攻めのゴルフで大会初勝利と今季ツアー4勝目を狙います。