14アンダーの単独トップからスタートした比嘉一貴選手は、最終日も好調なゴルフを展開しました。1イーグル、5バーディ、ノーボギーと7つスコアを伸ばして21アンダーでホールアウト。2016年にブルックス・ケプカが出したトーナメントコースレコードに並ぶ記録で、優勝を果たしました。
単独トップでスタートした比嘉一貴選手が最終日も順調にスコアを伸ばしました。「アイアンショット、そしてパターが今年一番良かったかなと思うくらいきれていた」と前半の9ホールだけで4つのバーディ。13番ホールではグリーン横からのバンカーショットがカップイン。イーグルを奪い2位以下をつきはなしました。
18番ホールも3打目をバーディチャンスにつけると、2メートルのパットしっかりと沈めてバーディ。21アンダーで優勝を果たしました。21アンダーは2016年にブルックス・ケプカが出したトーナメントコースレコードに並ぶ記録となります。
タイガーが勝った大会に勝てて幸せ
「ジュニアの時からタイガー・ウッズがこの大会に出ているのを見て、このトーナメントにものすごい憧れを持っていました。タイガーが勝ったトーナメントで勝つことができて、僕は幸せ者だと思います」。表彰式の優勝スピーチで比嘉選手が語った言葉です。 前日の会見でも「タイガーの勝った試合で勝ちたい」と話していた比嘉選手。見事、有言実行を果たしました。
優勝した直後の会見で「もっと勝ちたい!」
表彰式の後に行われた優勝会見で、優勝の感想を改めて聞かれると「もっと勝ちたい!」と即答。さらなる高みに向けてすでに気持ちを切り替えていました。「先週からの優勝賞金が4,000万円の4試合で、2つ勝ちたいと思っていました。その中で一番勝ちたかったこの試合に勝てて本当に良かったです」と話した比嘉選手。トップを独走している賞金王レースでは2位に大きく差をつけました。
牛は分割で送って欲しい!
会見では優勝副賞の宮崎県知事賞「宮崎牛一頭分」についての感想を聞かれました。比嘉選手は、「ブルックス・ケプカも宮崎牛が気に入りこの大会に戻ってきたと聞きました。牛一頭は何キロになるのでしょうか?分割で送って欲しいです」と記者の笑いを誘いましたが、「家族も喜びますし、嬉しいです」と、会見中の一番の笑顔で話してくれました。