50回記念大会にただ一人参加したアマチュア選手が偉業を成し遂げました。タイガー・ウッズ、トム・ワトソン、セベ・バレステロス、アーニー・エルスなど、世界のレジェンドが歴代優勝者として名を連ねるダンロップフェニックストーナメントで、大学4年生の22歳が大会の歴史に名を刻みました。
最終日、午前中から気温が上がり穏やかなトーナメント観戦日和となりました。フェニックスカントリークラブには6,865人のギャラリーが集まり、優勝争いを固唾を飲んで見守りしました。
2位に4打差をつけ12アンダーの単独首位からスタートした杉浦悠太選手は、4バーディ、2ボギー、1ダブルボギーのラウンド。「後半ダブルボギーを打った時は緊張して、ティーに立つのが怖いくらいでしたが自信を持ってやれました」と優勝争いのプレッシャーにも打ち勝ち、終わってみれば2位に3打差。堂々たる逃げ切り優勝を果たしました。アマチュアのツアー優勝は史上7人目(8度目)となります。
「プロ宣言をすることにしました」。優勝直後のテレビインタビューで早速飛び出した“プロ宣言”。杉浦悠太プロの誕生にギャラリーから拍手喝采を浴びていました。「4日間、ギャラリーの皆さまやメッセージなどでも優勝争い頑張ってと言っていただきました。すごくそういう言葉が力になって最後まで頑張ることができました。ありがとうございました」と感謝の言葉を述べてテレビインタビューは終了。来週のカシオワールドオープンにはプロとして参加をする意向です。
3打差の9アンダー・2位タイには蟬川泰果選手と中島啓太選手、7アンダーの4位タイには幡地隆寛選手、ブラッド・ケネディ選手、宮里優作選手が入りました。