Article2024.11.13
PGAツアー挑戦を控えた賞金ランクNo.1
〜2024年大会の出場選手紹介:平田憲聖〜
<Photo by Yoshihiro Iwamoto>

初の賞金王タイトルに向けて突き進む平田憲聖にとって、ダンロップフェニックスは大切な戦いとなる。

今大会を含めてシーズンは残り3試合。平田が積み上げた賞金は1億793万6879円でツアー第1位にいる。しかし、2位の金谷拓実との差は668万9657円と、まだまだタイトルの行方はわからない。 優勝賞金4000万円の今大会で結果を残し、終盤でのダメ押しをしたいところだ。

もうひとつ、大きな目標がある。先週の大会を終えた時点で賞金ランク首位にいることで、12月に行われるPGAツアーのQスクールへの出場権を手にしたからだ。

10月末に日本で行われたPGAツアーの1戦、ZOZOCHAMPIONSHIPを前に、挑戦を公言した。世界の第一線で戦う選手たちと同じフィールドでのプレーは、残念ながら46位タイに終わっている。だが、その経験は世界の舞台への思いをより強くするのに十分だった。

Qスクール行きがかかった三井住友VISA太平洋マスターズでは47位タイ。ランキング2位の金谷が上位にいたため少しひやりとしたが、無事、1位のまま終えてQスクールへの道が開けた。

今季これまで21試合すべてで予選を通過し、8月、9月に破竹の4勝。一気にツアーを引っ張る存在となった。それを支えるのがむらなく安定したプレーと、静かな闘志だ。

ダンロップフェニックス出場は今年が3回目。初出場の2022年は49位タイだったが、昨年は7位タイと上位に入っており、さらに経験を重ねた今年の大会では、賞金ランク1位の実力を宮崎のファンに見せてくれるに違いない。

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