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第52回ダンロップフェニックストーナメント
海外招聘選手 決定のお知らせ

歴史と伝統を誇る『ダンロップフェニックストーナメント』(主催:住友ゴム工業、フェニックス・シーガイア・リゾート、毎日放送)は、今年で第52回を迎えます。会場は今年も宮崎県のフェニックスカントリークラブ。11月20日(木)から23日(日)までの4日間、国内外のトッププレーヤー84名が、賞金総額2億円(優勝賞金:4,000万円)を懸けて熱戦を繰り広げます。

このたび、国内勢のエントリーに先駆けて、海外からの招聘選手6名が決定いたしましたので、お知らせいたします。今年は、将来性にあふれる6名の選手が出場いたします。

PGAツアーからは、前回大会で初出場ながら優勝を飾ったマックス・マクグリービーが、大会史上6人目となる連覇に挑みます。昨年、PGAツアーで33年ぶりとなるアマチュア優勝を果たし、その後、早々と2勝目を挙げた21歳のニック・ダンラップも初参戦。全米アマ制覇など、華やかな戦歴を誇る若き才能のプレーに注目です。PGAツアー2部のコーンフェリーツアーで2勝を挙げて来季のPGAツアー出場権獲得を決めているニール・シプリーや将来のPGAツアー昇格を目指すデービス・ショアカーソン・バッカの米国勢も初出場。スペインの飛ばし屋アレハンドロ・デル・レイは今年、欧州のDPワールドツアーで初優勝を飾った勢いを持って宮崎に初上陸します。

今季の国内男子ツアーは群雄割拠の混戦模様です。開幕戦でツアー初優勝を飾った生源寺龍憲が賞金王争いを牽引していますが、日本ゴルフツアー選手権を制して史上最年少24歳で日本タイトル3冠を達成した蟬川泰果、関西オープンゴルフ選手権でツアー初優勝を飾った金子駆大の若手が迫ります。さらには日本オープンゴルフ選手権を制し、来年のマスターズ、全英オープンの出場権を獲得した片岡尚之、米ツアー優勝経験があり、国内ツアーで7年ぶりの優勝を手にした小平智も賞金ランキング上位に名を連ねています。
 その他、日本プロゴルフ選手権を制した清水大成、今季は未勝利なもののトップテン入りが10試合と好調な米澤蓮、飛ばし屋の河本力など、20代の若手が虎視眈々と賞金王の座を狙っての激戦を演じています。

 日本ツアーメンバーの出場選手については、決定次第あらためてリリースにてご案内いたします。なお、大会の模様はMBS発・JNN系24局ネットにて、11月22日(土)14:00~15:54、11月23日(日)15:00~16:54(仮)の日程で全国放送を予定しております。ぜひご期待ください。

選手紹介
Max McGreevey 
マックス・マクグリービー

ワールドゴルフランキング113位/FEDEXランキング97位
1995年5月3日生まれ(30歳)
身長:180cm 国籍:アメリカ
KORN FERRY Tour:3勝
JGTO:1勝ダンロップフェニックス 2024覇者
2025年主な成績:
Cognizant Classic in The Palm Beaches T4
Barracuda Championship T4

※ランキング、FEDEXランキング、戦歴は、2025年10月27日現在

★2024年DPTチャンピオン 2年連続2回目の出場

米国オクラホマ州エドモンド出身。父親はオクラホマ州アマチュア選手権優勝歴があるトップアマだ。オクラホマ大学4年の2017年には母校をNCAAチャンピオンに導き、同年プロ転向。2020年に米2部のコーンフェリーツアーで初優勝を飾り、その後はPGAツアーでプレー。2022年プエルトリコオープンでは2位に入った。再びコーンフェリーツアーが主戦場となった2024年は2勝を挙げてポイントランキング2位に入る。そして同年11月、初出場の本大会で2日目に62を叩き出して首位に立つと、松山英樹やアクシャイ・バティアといったPGAツアー優勝経験者らを抑えて逃げ切り。4日間でボギーがわずか1個という驚異的な安定感だった。PGAツアーで戦った2025年は4位タイが2回。大会連覇に向け、ひと回り成長した姿を見せる。


Nick Dunlap
ニック・ダンラップ

ワールドゴルフランキング132位/FEDEXランキング135位
2003年12月23日生まれ(21歳)
身長:190cm 国籍:アメリカ
通算勝利数/PGA Tour:2勝(アマ優勝1含む)
2025年主な成績:
John Deere Classic T11

※ランキング、FEDEXランキング、戦歴は、2025年10月27日現在

★DPT初出場

米国アラバマ州バーミンガム出身。子供のころから数多くの大会で優勝し、2021年には全米ジュニアチャンピオンに輝く。アラバマ大学時代の2023年には全米アマ決勝でニール・シプリーを4&3で下してタイガー・ウッズ以来史上2人目となる全米ジュニア、全米アマの2冠を達成した。翌2024年にはさらに飛躍する。1月、PGAツアーのザ・アメリカンエキスプレス3日目に60をマークして首位に立ち、そのまま逃げ切り。フィル・ミケルソン以来33年ぶりのアマチュア優勝を成し遂げた。翌週、プロ転向。20歳にしてPGAツアーメンバーとしての道を歩き始めた。すると、7月にバラクーダ選手権を制して史上初めて同一シーズンでアマ、プロ両方での優勝を記録。ルーキー・オブ・ザ・イヤーも獲得した。世界が注目する若きスターが宮崎に降臨する。


Neal Shipley
ニール・シプリー

ワールドゴルフランキング88位
2000年12月23日生まれ(24歳)
身長:190cm 国籍:アメリカ
通算勝利数/KORN FERRY Tour:2勝
2025年主な成績:
The Ascendant presented by Blue 優勝
LECOM Suncoast Classic 優勝

※ランキング、戦歴は、2025年10月27日現在

★DPT初出場

米国ペンシルベニア州ピッツバーグ出身。ジェームズ・マディソン大学を経てオハイオ州立大学の大学院生となる。2023年の全米アマで決勝まで勝ち上がり、ニック・ダンラップと対戦。惜しくも敗れている。2024年にはマスターズで53位タイ、全米オープンでは26位タイに入って共にローアマチュアのタイトルを獲得した。全米オープン後にプロ転向。7月にはPGAツアーのISCO選手権で6位タイに食い込んでいる。2025年は米2部のコーンフェリーツアーでプレーする。4月に初優勝を飾ると、7月に早くも2勝目をマーク。ポイントランキング4位で来季のPGAツアー昇格を決めた。コーンフェリーツアーのデータでは平均パット数が1位というパット巧者。一方でドライビングディスタンス315.8ヤードを記録する飛ばし屋でもある。


Alejandro Del Ray
アレハンドロ・デル・レイ

ワールドゴルフランキング238位
1998年2月15日生まれ(27歳)
身長:170cm 国籍:スペイン
通算勝利数/DP Tour 1勝、他1勝
2025年主な成績:
Ras Al Khaimah Championship 優勝

※ランキング、戦歴は、2025年10月27日現在

★DPT初出場

スペインのマドリード出身。ジュニア時代から母国で数々のタイトルを獲得し、米国のアリゾナ州立大学に留学。2018年の世界アマでは金谷拓実を1打抑えて個人1位に輝いている。2020年にプロ転向。当初は欧州の下部ツアーが主戦場で、2021年にはチャレンジツアー(現ホテルプランナーツアー)のスイスチャレンジ2日目に「58」を叩き出している。2023年シーズンからDPワールドツアーに昇格し、3年目の今年1月、UAE開催のラアス・アルハイマ選手権で通算22アンダー、2位に4打差をつける快勝で同ツアー初優勝をつかんだ。身長170cmと小柄だが非常にパワフルなゴルフスタイル。2023年にはDPワールドツアーで321.77ヤードのドライビングディスタンスを記録して部門3位に食い込み、翌2024年も同部門6位という飛ばし屋である。


Davis Shore
デービス・ショア

ワールドゴルフランキング359位
1998年8月25日生まれ(27歳)
身長:188cm 国籍:アメリカ
2025年主な成績:
The Bahamas Golf Classic at Atlantis Paradise Island 3位

※ランキング、戦歴は、2025年10月27日現在

★DPT初出場

米国テネシー州ノックスビル出身。ジュニア時代は米国と欧州の対抗戦であるジュニアライダーカップの米国代表や全米ジュニアゴルフ協会のオールアメリカンに選出されるなど活躍した。アラバマ大学を経て2021年にプロ転向し、当初は米3部ツアーにあたるPGAツアーカナダやPGAツアーラテンアメリカ(現在は統合されてPGAツアーアメリカズとなった)でプレー。2023年にはPGAツアーカナダで1勝を挙げている。2024年から米2部のコーンフェリーツアーを主戦場とし、今年で2シーズン目。今年は初戦で3位に入るなどトップ10入りを3試合記録している。また、今年は1試合だけ参戦したPGAツアーのワンフライト・マートルビーチクラシックで2日目を終えて1打差3位タイにつける。最終的には13位タイだったが、非凡なところをみせた。


Carson Bacha
カーソン・バッカ

ワールドゴルフランキング442位
2002年6月15日生まれ(23歳)
身長:173cm 国籍:アメリカ
 通算勝利数/PGA TOUR Americas 1勝
2025年主な成績:
PGA TOUR Americas Osprey Valley Open presented by Votorantim Cimentos CBM Aggregates 優勝

※ランキング、戦歴は、2025年10月27日現在

★DPT初出場

米国ペンシルベニア州ヨーク出身。オーバーン大学の中心メンバーとして活躍し、数々のアマチュアタイトルを獲得。2025年夏にプロ転向して米3部ツアーにあたるPGAツアーアメリカズに参戦した。すると、2戦目のブロモントオープン初日に62を叩き出すなどして優勝争いに加わり3位でフィニッシュ。4戦目のオスプレイバレーオープンでは4日間通算23アンダーの首位タイでホールアウトし、プレーオフを制して早くも初優勝を飾った。途中参戦ながら今季のポイントランキングは10位に入り、米2部のコーンフェリーツアーへの昇格を決めている。身長173cmと小柄だが、優勝したオスプレイバレーオープンでは4日間で4個のイーグルを奪うなど攻撃的なゴルフが持ち味。パーブレーク率29.91%で部門3位という破壊力を持つ23歳の新星だ。