1976-2017

ダンロップフェニックストーナメント最多13回のホールインワンを記録

通算で13回とフェニックスカントリークラブの4つあるパー3ホールの中で最も多くのホールインワンが記録されている。ちなみに6番は6回、11番は8回、17番は5回と、その差は歴然だ。初めてのホールインワンは第3回大会が行われた1976年の2日目で大場勲によって記録されている。使用クラブは4番アイアン。「うまく手前に落ちて転がって入った。3年前のゴルフダイジェスト以来、試合では3度目。おかげで予選ラインぎりぎりで通過できた」と喜んだ。1986年大会では2日目にアンディ・ビーンが、3日目にケニー・ノックスが、そして最終日にはイアン・ウーズナムと3日間連続でホールインワンが記録された。ホールアウト後ウーズナムは「3番アイアンで打った。イメージ通りのボールが打てた。ホールインワンはプロ転向後3回目で嬉しい」と話している。 近年では2016年大会で池田勇太が2日目に記録、6番アイアンで打った球は手前のカラーに当たって入った。試合では初めてのホールインワンだった。「そうだったっけ…でもプライベートでは何度もありますよ」とそっけなかったが、最終日に10バーディの大爆発、優勝のブルックス・ケプカを1打差まで追い詰めている。昨年大会では松山英樹が日米両ツアーを通じて自身初のホールインワンで詰めかけた大勢のギャラリーを沸かせた。8番アイアンでの一振りは完璧なショットだった。「4日間で良いプレーって言うのはほとんどなかったので、その中で大いに沸いてくれたので、最高のお土産があったのでホッとしました」 当時ロングアイアンが必要だったホールは、用具の進化や選手のアスリート化などによって、今ではミドル~ショートアイアンで届く距離になった。これからも3番ホールはギャラリーを熱狂させてくれることだろう。